L Harnessの機能

エルメからL Harness(LINE Harness)へ移行すると何が移せる?移せるもの・移せないものの一覧

エルメ(L Message)から L Harness(LINE Harness)へ乗り換えたいとき、いちばん気になるのは「今まで作り込んだものが、どこまで移せるのか」だと思います。

実際に友だち176人の公式LINEをエルメから L Harness へ移した経験と、そのときに作った移行ツールの仕様をもとに、移せるもの・移せないものをまとめました。

結論:ほとんどのものは移せる

友だち・タグ・会話の履歴・ステップ配信・フォームなど、日々の運用で使うものはほぼ移せます。移せないのは、商品・決済、一斉配信の履歴など一部です。

移せるもの・移せないものの一覧

エルメ L Harness での行き先 判定
友だち(LINE ID・表示名・追加日・ブロック状態) 友だち ○
友だち情報(標準・カスタム項目) 友だちのメタデータ ○
タグ・タグ付け タグ ○
対応ステータス タグ「対応:◯◯」 △
会話の履歴(文字・画像・スタンプなど) チャット画面 ○
ステップ配信(タイミング・本文・付与タグ) シナリオ ○
ステップ配信の進み具合 シナリオの進行状態 ○/△
テンプレート(文字・画像・Flex) テンプレート ○
あいさつメッセージ 友だち追加シナリオ ○
キーワード自動応答 自動返信 ○
フォーム・回答 フォーム・回答 ○
流入経路 流入経路 △
リッチメニュー リッチメニュー ○
サロン・面談予約 予約 △
レッスン予約 イベント予約 △
イベント予約 ― ×
商品・決済・購入履歴 ― ×
一斉配信の履歴・クリック計測 ― ×

△ は「一部だけ移せる」または「L Harness に同じ機能が無いので別の形で再現する」ものです。たとえば対応ステータスは、L Harness に同じ機能が無いため「対応:◯◯」というタグで再現します。

会話の履歴は「どこから取るか」で範囲が変わる

会話の履歴は、エルメにログインして取り出せば全期間、API キーだけで取り出すと直近100件までになります。昔のやり取りまで残したい場合は、ログインして取り出す方法を選びます。

画像やファイルは登録し直しが必要

画像やファイルは、エルメ側に置かれたものを参照する形で移ります。そのため エルメを解約すると開けなくなります。残したい画像やファイルは、解約前に L Harness の管理画面で登録し直してください。

二重に送られないための仕組み

移したステップ配信・自動応答・フォームは 停止の状態 で入ります。移した瞬間に L Harness からも配信が始まって、エルメと二重に届く、ということは起きません。

切り替えまでは並行で動かす

LINE の Webhook URL は1つしか設定できません。そこで切り替えまでの間は、エルメの「Webhook転送」を使って、L Harness にも同じ出来事(メッセージ・友だち追加・タグの付け外しなど)を流します。

実際の移行では、新旧を並行で動かした状態で自分から「テスト」と1通送り、L Harness の画面に未読で記録されることを確かめてから切り替えました。

並行運用中にやってはいけないこと

  • L Harness でシナリオや自動返信を有効にする(エルメと二重に送られます)
  • 取り込んだリッチメニューで「公開」「公開停止」を押す(エルメが人ごとに出しているメニューが外れます)

切り替えの手順

切り替えは、ステップ配信の予定が入っていない時間帯に、次の順で続けて行います。

  1. 最新のデータをもう一度取り込む(増えた分だけ足されます)
  2. エルメでステップ配信・自動応答を止める
  3. LINE Developers コンソールで Webhook URL を L Harness に変え、エルメの Webhook 転送を無効にする
  4. L Harness でシナリオ・自動返信を有効にする
  5. エルメで設定していた「誰にどのリッチメニューを出すか」を、L Harness の自動化で作り直す

まとめ

  • 日々の運用で使うもの(友だち・タグ・会話・ステップ配信・フォーム)は、ほぼ移せる
  • 移せないのは、商品・決済、一斉配信の履歴など一部
  • 画像・ファイルはエルメ解約前に登録し直す
  • 移した配信は停止状態で入り、切り替えまでは並行で動かせる

「自分のアカウントだと何が移せるか」を知りたい方は、公式LINEで今の使い方を教えてください。移す前に、移せるもの・移せないものを一覧にしてお伝えします。